なぜ時間経過の感覚は速くなっていくのか?時間感覚の仕組みを考察!

なぜ時間経過の感覚は速くなっていくのか?時間感覚の仕組みを考察! 雑学

え、もうこんなに時間経ってたの!?

気づいたら、思っていたよりも時間が過ぎていてビックリすることってありませんか?

最近、1日や1週間、1ヶ月や1年がやたらと速く感じます。

そこで、「この感覚は一体何なんだ!?」と思い、時間の感覚について考察したので、今回はその考察をシェアしていきます。

時間がアッという間に過ぎていく!光陰矢の如し!

私の場合は、時間がアッという間に過ぎていくと感じるのが4パターンあります。

1.友人や仲間と楽しく遊んだり食事をしたりしていて、気づいたら帰る時間になっていた。

2.何かの作業に夢中になっていて、気づいたら数時間ほど経っていた。

3.夏至から冬至に向かうにつれて日照時間が短くなっていくとき(1年間の後半)。

4.年々、1年間が「ジワジワ加速してない?or 短くなってない?(汗)」と思う。

特に、毎年、必ず強く思うのが、年末に近づいたときに、
「え、もう1年が終わるの!?この前お正月だったじゃん!4月とか何やってたっけ?」ということ。

こんなことを懲りずに毎年必ず思います(笑)

時間感覚の仕組みとは?

何かに夢中になっていて、時間がアッという間に過ぎていた!

時間の感覚について調べてみたところ、「気づいたら時間がアッという間に過ぎていた!」という現象をアインシュタインがシンプルに説明していました。

アインシュタインと言えば、言わずと知れた20世紀の大天才の物理学者で、相対性理論を発表した人物です。

そんなアインシュタインが、
熱いストーブの上に手を置くと1分が1時間に感じられて、きれいな女の子と座っていると1時間が1分に感じられる
というふうに、時間の主観的な感覚をシンプルに表現してくれていました。

これはよく分かります。

よく覚えているのが、小学校と中学校の授業ですね。

数学はやたらと授業が長く感じるのに、体育や図工はあっという間でした。

これは色々と個人差が出てくるところですよね。

たぶん、数学が好きな人にとっては数学の授業はあっという間で、国語が好きな人にとっては国語の授業があっという間なのでしょう。

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、退屈な時間は長く感じるものなんですね。

1日(日照時間)が短くなっていく

「1日=24時間」という基準や目盛りは変わらないので、1年間を通して1日の時間の総量は変わらないはずなのに、日照時間が短くなっていくと、どうしても1日が短く感じてくるので不思議ですね。
(これも、どう感じるかは個人差があるかも知れませんが。)

でも、それだけ人間の感覚というのは不確かで環境や状況に影響されるものなのかも知れませんね。

一度、フィンランドの国境付近に行ったことがあるのですが(確か、そのときは6月末頃だったと思います)、夜中の1時くらいでも明るかったんですよね。

で、朝5時か6時にはもう明るかったです。

そのときは、「いつ一日が終わるんだろう?」「ていうか、夜ってあった?」って思いました。

「いつまでも明るい!」と思っていたのですが、いつの間にか寝落ちして、居眠りしてる間に夜が通り過ぎたようです。

ちょうど白夜の時期だったらしく、それまで経験したことがなかったので、本当に魔法のような感じでした。

よく「1日が48時間になればいいのに~!」という表現を耳にすることがありますが、さすがにこれは一日が長くて、かなり貴重な経験でした。

だって、白夜なんて、中学校の地理の授業での「北欧には白夜とかフィヨルドがあるのです。ここテストに出ますからね?」くらいのものですよね。

かなりの力業ではありますが、1日を長くしたい場合は、夏に北欧に行ってみるのもいいかも知れません(笑)

そして、ちなみに自然も豊かでした!
特に緑が豊かで、とにかく湖が素晴らしかったです。

毎年、1年が加速している?短くなっている?と感じる(ジャネーの法則)

年を取るにつれて、どんどん1日が短く感じるようになってくるのですが、このことをジャネーの法則というそうで、これは19世紀フランスの哲学者ポール・ジャネの提唱によるものなんだそうです。

なんと、すでに法則があったんですね!

この現象は、年齢と1年の長さを分数で表してみると、人生と時間の感覚が分かりやすくなります。

例えば、50歳の1年と、1歳児の1年を比べてみると、50歳の1年は1/50、1歳児の1年は1/1になるので、歳が多くなるにしたがって1年の時間の感覚が短く感じるようになっていくんだそうです。

確かに、幼稚園~10代くらいのときなんかは、「今、この瞬間が永遠に続くのではないか?」と思うくらい時間が長く感じるときがあった気がします。

なぜ時間経過の感覚は速くなっていくのか?時間感覚の仕組みを考察!まとめ

年齢を重ねてくると、「あの時こうしておけば良かった…」とか「どうしてあんなことしたんだろう…」ということもありますが、そういった経験や反省を残りの人生(というか未来)に活かして、今後の人生を意味のあるもの、価値のあるものにしたいですね。

過去は試験の答案のように消して書き直すことができないので、今、この瞬間の現在と、その先の未来を価値のあるものにしていくことが大切だと思いました。

ただ、今この瞬間の現在に真剣に取り組めば、おのずと未来も価値のあるものになり、過去も「あー、あの時のあれがあったから今がある!」と意味のあるものになっていく気がします。

そのために重要になるのが、やはり時間と意識の使い方なんですよね。

何に、どのように時間を使うか?
何に意識を向けるか?
どう行動するか?

あらゆる資源の中で、時間だけは誰しも1日24時間なので、時間をうまく使えるようになりたいですね。

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